八幡製鉄所も…北九州市長、喜び語る
4日夜、8つの県にある23か所の「明治日本の産業革命遺産」が、世界遺産に登録される見通しになった。世界遺産登録が決まれば、国内19件目となる。ユネスコ(=国連教育・科学・文化機関)の諮問機関・ICOMOSの勧告を受けて、各地で喜びの声が上がった。
八幡製鉄所の関連施設がある福岡県北九州市の北橋市長が4日夜、会見し、世界遺産登録へ向け大きく前進したことへの喜びを語った。
北橋市長「日本の近代化において、製鉄業を中心に大きな足跡・功績を持っている地域ですので、ぜひそれを国民や国内外の方々に理解いただきたい」
北九州市からは八幡製鉄所の旧本事務所などが構成資産に選ばれていて、今も使用されている施設が含まれているのが大きな特徴。北橋市長は「世界遺産に選ばれたら、所有者の新日鉄住金とも相談しながら産業観光にも生かしてきたい」との希望を明かした。