噴火警戒レベル2に“火山活動新たな段階”
群発地震が続く神奈川県の箱根山では今後、小規模な噴火が起きる恐れがあるとして気象庁は6日午前6時に火口周辺警報を発表して噴火警戒レベルを1から2に引き上げた。
箱根山では先月26日以降、火山性の群発地震が増加し、5日は1日に3回、体に感じる有感地震が発生した。気象庁は箱根山の火山活動が高まり、今後、小規模な噴火が起きる恐れがあるとして6日朝、噴火警戒レベルを1から2に引き上げた。
気象庁・北川火山課長「これまでと比べて深いところで大きい地震が起こっているというところで、明らかに違うことが起こっていると推定されます」
警戒レベルを引き上げた理由について気象庁は深い場所を震源とする地震が増え、高温の火山ガスが地下から上昇するなど火山活動が新たなステージに入ったためと説明している。ただ大規模な地殻変動などは確認されておらず直ちに大きな噴火が起こる可能性は低いとしている。