箱根「震度2」一夜明け“立ち入り”再検討
神奈川県の箱根では10日、一連の火山活動の中で最も規模が大きい震度2の地震が起きた。箱根町では11日、立ち入りが禁止されている大涌谷への、温泉関係者などの立ち入りを認めるかどうか、あらためて検討する予定。
箱根では10日夕方以降、有感地震が相次ぎ、午後6時過ぎには、これまでに最も規模の大きいマグニチュード3.1の地震が起き、震度2の揺れを観測した。また、先月末に火山活動が始まってから1日あたりとしては最も多い、326回の火山性地震が発生した。11日も午前9時までに96回の火山性地震を記録するなど、依然として活発な火山活動が続いている。
一方、土産物店や旅館でにぎわう箱根湯本駅周辺では、観光客らから心配する声も聞かれた。
観光客「下からドーンときたから、一瞬ぱっと起きちゃうような感じ。3回くらいあった。ちょっと怖くなっちゃった」
土産物店店員「危険区域は限られているので、それ以外は安心して来ていただいて大丈夫だと思う」
箱根町では11日、8日から立ち入りが禁止されている大涌谷への、温泉を管理する職員などの立ち入りを認めるかどうか、あらためて検討する予定。