全国で新型コロナ新規感染者減少も…連休影響やインフルエンザとの同時流行に懸念 厚労省の専門家会議
新型コロナウイルスの感染状況を分析する厚生労働省の専門家会議は、全国の新規感染者はすべての地域で減少が続いているものの、連休が続くことによる影響を注視する必要があると報告しました。
専門家会議は、全国の感染者はすべての地域で減少が続き、療養者数や重症者、死亡者も減少が続いていると報告しました。
ただ、首都圏では減少速度に鈍化がみられ、連休が続くことによる影響にも注意が必要だと指摘したほか、季節性インフルエンザが例年より早い時期に流行し、新型コロナと同時流行することへの懸念も示しました。
また、アメリカでは11月下旬から12月初旬ごろにオミクロン株のBA.2.75が主流になると考えられると報告されました。BA.2.75は、BA.2より感染者の増加速度が1.34倍だとされていますが、専門家は、国内の流行株は現在のBA.5からいまのところ置き換わる傾向はみられないと分析しています。