高速道路民営化から“10年”有識者検討会
高速道路の民営化から10年を迎えるにあたり、国土交通省の有識者による検討会が開かれ民営化後の課題などを話し合ったが、高速道路上のガソリンスタンドが不足している問題が浮き彫りとなっている。
高速道路についての有識者による検討会には、民営化されたネクスコ東日本や西日本などが出席した。検討会では、民営化で高速道路の建設が迅速になったとの成果が指摘された一方で、サービスエリアのガソリンスタンドが不足している問題などが取り上げられた。低燃費車の普及などで利用者が減り、高速道路上のガソリンスタンドは減少傾向だが、災害時、避難や物資の輸送をする利用者が給油できなくなるといった問題が指摘された。
検討会は、こうした対策などを含めた報告書を夏ごろに作成する予定。