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震源が深く“震度予測”難しかった~気象庁

2015年5月31日 1:11
震源が深く“震度予測”難しかった~気象庁

 30日午後8時24分頃、小笠原諸島西方沖を震源とする巨大地震があり、小笠原諸島の母島と神奈川県二宮町で震度5強の強い揺れを観測した。この地震で津波はなかった。

 気象庁の観測によると、30日午後8時24分頃、小笠原諸島西方沖を震源とする地震があった。この地震で東京都の小笠原村母島と神奈川県二宮町で震度5強の強い揺れを観測した他、全国の広い範囲で揺れを観測した。この地震で津波はなかった。震源の深さは590キロで、地震の規模を示すマグニチュードは8.5と推定される。

 気象庁は記者会見し、今回の地震は、規模の大きい地震が非常に深い場所で起きたためプレート沿いに地震の揺れが弱まらないで伝わり、広い範囲で揺れたとみられるという。また気象庁は、震源が非常に深かったため過去の例から強い揺れを伴う余震の恐れは少ないとみられるとしている。さらに、緊急地震速報を発表しなかったことについては、震源が深い場合は正確な震度予測が難しかったためと説明している。

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