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無病息災願い「ひとつやいと」富山・瑞龍寺

2015年6月1日 19:10
無病息災願い「ひとつやいと」富山・瑞龍寺

 富山県高岡市の国宝・瑞龍寺では1日、無病息災を祈って足におきゅうをすえる「ひとつやいと」が行われた。

 この「ひとつやいと」は、瑞龍寺で修行僧が疲れを癒やすために行っていたおきゅうが明治以降、農民に広まったのが始まりとされ、田植えが終わるこの時期、6月1日と7月1日に毎年、行われている。疲れを取るのに効くとされるひざの辺りの足三里というつぼにもぐさを置き、線香で火をつけて30秒ほど、熱さを我慢して火が消えるのをじっと待つ。

 「ひとつやいと」は、参拝客の高齢化により訪れる人が年々減っているということだが、瑞龍寺は毎年楽しみにしている人のために末永く続けたいとしている。

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