サンゴ密漁で問題 小笠原周辺で合同訓練
中国漁船によるサンゴの密漁が問題となった小笠原諸島周辺で、警視庁や海上保安庁などが初の合同訓練を行った。
訓練は、小笠原諸島の父島に外国人が無許可で上陸する一方、沖合には外国船も現れ、停止命令を無視して逃走するとの想定で行われた。
警視庁や海上保安庁などから約240人が参加し、島に上陸した外国人を現行犯逮捕し、ヘリコプターで本土へ護送するまでの連携や海上保安庁が外国船を追尾して船長を逮捕し護送するまでの手順などを確認した。
小笠原諸島周辺では昨年、多い日で1日あたり200隻以上の中国漁船がサンゴの密漁を繰り返し、警視庁などが取り締まりを強化していた。