浅間山がごく小規模の噴火
気象庁によると、群馬と長野の県境にある浅間山が19日午後5時に噴火したという。噴煙の高さなどは分かっていないが、噴火の規模はごく小規模だという。気象庁は、今後も噴火が発生する可能性があるため、引き続き、火口から2キロの範囲に立ち入らないように呼びかけている。
浅間山では今年4月下旬から、山頂火口直下のごく浅い所を震源とする火山性地震が増加した。さらに、火山ガスの二酸化硫黄の量も急増したことから、気象庁は11日、火口からおおむね2キロの範囲に影響を及ぼす噴火が起こる可能性があるとして、火口周辺警報を発表して5段階の噴火警戒レベルを1から2に引き上げていた。
そんな中、16日に山頂火口で約6年ぶりとなるごく小規模な噴火が発生して、山の北側でごく少量の降灰が確認されるなど火山活動が活発な状態が続いている。