浅間山の噴火警戒レベル引き上げで対策会議
長野県と群馬県にまたがる浅間山の噴火警戒レベルが11日に1から2に引き上げられたことを受けて、麓の長野県軽井沢町で12日、防災対策などについて話し合いが行われた。
軽井沢町では、気象庁や麓の自治体などで作る浅間山火山防災協議会の担当者レベルの会議が開かれ、28人が出席した。気象庁は火山性地震や火山ガスの二酸化硫黄が増加したことを説明した上で、自治体に対してレベル3に引き上げた場合に備えて対応を確認するよう求めた。
一方、長野県小諸市の登山口では12日午前6時、市の職員が火口周辺に立ち入らないよう注意喚起に訪れたが、午前8時までに登山者の姿はなかった。浅間山の立ち入り規制エリアは火口の半径2キロの範囲に拡大されている。