新松戸駅“赤い鳥居”市に500万円の寄付「色の塗り替えを希望」
鳥居のような外観が物議を醸してきたというJR新松戸駅前にある赤いモニュメント。松戸市役所に、「色の塗り替えを希望」するとして、現金500万円が寄付されたということです。
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千葉・松戸市にあるJR新松戸駅の改札をでてすぐのところに、赤いモニュメントがあります。
鳥居に似た外観から、「赤い鳥居」とも呼ばれているこのモニュメント。JR新松戸駅前に20年前に設置されましたが、設立当初から、鳥居のような外観は物議を醸してきたといいます。
そして、今年に入り新たな動きがありました。松戸市役所を訪ねると──
松戸市総務課 恩田和章さん
「こちらが総務課のカウンター窓口になります。こちらに寄付の申込書と現金が500万円置いてありました」
先月17日、寄付金の受付窓口に、現金100万円の束が5つ置かれ、寄付者の氏名は、地元の小中学校卒業生の有志一同となっていました。そして使い道については──
恩田さん
「『色の塗り替えを希望』ということが書いてありました」
500万円の寄付とともに、色の塗り替えの要望が寄せられた、鳥居のようなモニュメント。
寄付申込書
「暗黒街と成り果てた駅前に、お似合いのオブジェだと語る者もいる始末です」
駅の利用者に聞くと…
「今は景色だよね。最初は『なんだこれ』ってなったけど。赤の意味はあまりわからない」
「いいですね。ほかの駅にないだけに目立つから」
駅前広場の斜め横断を防ぐ、などの目的で設置されたとされるこのモニュメント。
寄付者からは、「地元の意見を聞いてほしい」という要望もあったということで、市では地元の意見を聞きながら、今後の対応を検討したいとしています。