東京五輪でもトンガの旗手つとめた選手がクラウドファンディングで故郷への寄付募る
南太平洋の島国トンガで今月15日に発生した海底火山の噴火などによる被害を受けて、東京五輪などで旗手を務めたテコンドー男子のピタ・タウファトファ選手がクラウドファンディングで寄付を募っています。
25日午後1時現在で約1万2千人が寄付を行い、約71万オーストラリアドル(約5800万円)が集まっています。
これまでに発表された報告では、人口10万5000人の約84%が火山灰や津波などの影響を受けているとされています。
タウファトファ選手によると、生活用水などはもちろん、火山灰や津波で押し寄せた泥を家からかき出すための手袋やゴーグル、マスクといった個人用防護具も必要になっているということです。
タウファトファ選手は五輪の開会式で上半身裸の伝統衣装を身にまとい、世界から注目を集めた選手の一人です。
噴火が起きたとき、タウファトファ選手はオーストラリアで合宿中だったということです。