“飲み水がない、支援届いていない”トンガ
南太平洋の島国トンガで、火山の大規模噴火が起きてから1週間がたちました。各国の支援が本格化する中、トンガ政府は国民の8割以上が火山灰や津波の被害を受けたと明らかにしました。
トンガ政府は、大規模噴火の被害について2回目の公式発表を行い、「降灰と津波で国民のおよそ84パーセントに被害が及んだと推定される」とした上で、14人がケガをしたことも明らかにしました。
「水が最も必要とされている」としていて、自衛隊が22日に現地に飲用水3トンを届けるなど、各国の支援は本格化しています。
こうした中、トンガに住む日本の女性が、噴火から1週間がたった現地の状況を語りました。
トンガ在住・フィナウ律子さん「(当時火山灰が積もり)タンクの水が使えなくなったので飲み水がない。車が通ると(火山灰が)舞うので、今もマスクしてサングラスしてないと外に出れないぐらい。(各国の支援は)私たちのところまでは届いていない」
今後は、各国の支援をいかに行き渡らせられるかも、カギとなりそうです。