倒壊恐れある建物の“公費解体”始まる 石川・珠洲市
能登半島地震の影響で倒壊の恐れがある建物について、石川県珠洲市は、公費による緊急の解体工事を始めました。
◇
「こんなんあったんやね」
思い出のアルバムが出てきた建物には、倒壊の危険を示す赤い紙が張られています。
約5000軒の建物が全壊判定となっている石川県珠洲市。このうち、現在は倒壊を免れていても、今後の余震などで崩れる恐れのある建物が約60軒確認されています。
倒壊すれば隣の建物にも被害を与える危険があるとして、珠洲市では26日から、所有者に代わって市が解体を行う、緊急の公費解体が始まりました。
市内で商店を営んでいた男性も、公費での解体を決めた一人。その決断には、大きな葛藤があったといいます。
建物の持ち主「まだ地震の現実を受け入れられない。やっぱり悔しさはありますね。行政に任せるしかありません」
市は、こうした60軒の建物を優先的に公費で解体していく方針ですが、全壊判定を受けた他の建物の解体を始める見通しは立っていないということです。
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「こんなんあったんやね」
思い出のアルバムが出てきた建物には、倒壊の危険を示す赤い紙が張られています。
約5000軒の建物が全壊判定となっている石川県珠洲市。このうち、現在は倒壊を免れていても、今後の余震などで崩れる恐れのある建物が約60軒確認されています。
倒壊すれば隣の建物にも被害を与える危険があるとして、珠洲市では26日から、所有者に代わって市が解体を行う、緊急の公費解体が始まりました。
市内で商店を営んでいた男性も、公費での解体を決めた一人。その決断には、大きな葛藤があったといいます。
建物の持ち主「まだ地震の現実を受け入れられない。やっぱり悔しさはありますね。行政に任せるしかありません」
市は、こうした60軒の建物を優先的に公費で解体していく方針ですが、全壊判定を受けた他の建物の解体を始める見通しは立っていないということです。