将棋の藤井聡太六冠が史上最年少での名人獲得と七冠達成をかけ戦う名人戦は、第3局が行われ、渡辺明名人が勝って初白星をあげました。

第3局は13日から大阪・高槻市で行われました。藤井六冠は最年少での名人のタイトル獲得と七冠達成を目指していて、これまで2連勝してきました。一方、渡辺名人は名人戦4連覇を目指しています。

対局では、14日の昼食休憩後の攻防の中で藤井六冠が形勢を崩し、午後8時20分、87手までで藤井六冠が投了し、渡辺名人が初白星をあげました。

渡辺明名人「ここまで結果が出てなかったので、とりあえずよかった。勢いをつけてがんばりたい」

藤井聡太六冠「中終盤の読みが足りなかった。次局以降、修正できれば」

これで対戦成績は藤井六冠が2勝、渡辺名人が1勝となりました。7回の対局で、先に4勝するとタイトルを獲得する名人戦七番勝負。第4局は今月21日と22日に福岡県飯塚市で行われます。