35℃超“危険な暑さ”再び襲来 あす以降さらに気温上昇か…熱中症などに要警戒
8日も各地で厳しい暑さとなり、35℃以上の猛暑日となるところが続出しました。9日以降はさらに気温が上昇するとみられていて、熱中症への十分な警戒が必要です。
◇
まさに“夏休み日和”の8日、神奈川・茅ヶ崎市の「サザンビーチちがさき海水浴場」は多くの海水浴客でにぎわっていました。
約3年ぶりに“例年通りの期間”で開催されている神奈川の海水浴場。3年ぶりに出店した海の家もありました。客の入りは好調で――
海の家石田屋スタッフ
「天気も晴れが続いて、お客様結構多いですね」
また海水浴客が増えることで大事となるのが、海の安全を守るライフセーバーです。
茅ヶ崎サーフライフセービングクラブ ライフセーバー
「私たちが監視をしていることで、より安全な海水浴場が開設できる」
しかし、このライフセーバーをめぐって、新型コロナウイルスの感染拡大による問題も起きています。
約3年ぶりに開催されていた千葉・勝浦市の海水浴場では、今月に入り、ライフセーバー10人が感染するなどしたことを受け、10日まで市内4か所、すべての海水浴場での遊泳を禁止しています。
千葉・勝浦市観光商工課 塩谷淳一さん
「砂浜で遊んでいただいたり、波打ち際で水遊びをする程度であれば問題ないんですが、(海水浴客の)安全最優先ということで」
8日、知らずに来たという親子の姿も見られました。市によると、11日からは開催できるということです。
◇
今後1週間は、猛烈な暑さが予想されている日本列島。
8日、皇居ランナーはみな汗だくでした。会社の昼休憩中だという男性は――
50代
「(汗で)もうびっしょりです、水浸し。(今年は)明らかに暑い日、多いですよね」
普段は早朝に走るという40代男性は――
40代
「汗もでなくなってきたし、頭も痛くなってきたのでやめようかなと」
日中の暑さは、想像以上だったといいます。
8日も各地で猛暑日を記録する中、富山市では8日、最高気温が体温並みの37.1℃まで上昇し、全国1位の暑さとなりました。
先週、記録的大雨で大きな被害を受けた新潟・関川村では、うだるような暑さの中、8日からボランティアの受け入れが始まりました。片付けには、県内の高校球児20人ほども参加していました。
新潟 新発田中央高校 野球部員
「少しでも力になれればっていう気持ちでやってます」
すると――
「水分補給して」という声が聞こえてきました。
野球部員
「いただきます」
住民
「ありがたいです、ほんとに」
◇
9日は8日よりも猛暑が予想されていて、熱中症などに厳重な警戒が必要です。