上野動物園のパンダ「リーリー」と「シンシン」との別れ惜しみ…80分待ちも
中国への返還が決まったジャイアントパンダ「リーリー」と「シンシン」の姿を見ようと31日、多くの人が上野動物園を訪れ別れを惜しんでいます。
記者「リーリーとシンシンの観覧エリアにはたくさんの人が集まっていて、80分待ちとなっています」
黙々と竹を食べ続けるオスの「リーリー」。眠っているメスの「シンシン」。
中国への返還発表翌日となった31日、2頭の姿を一目見ようと多くの来園者が押し寄せました。
都によりますと、2頭はいずれも高齢で高血圧などの症状が見られ、投薬治療が続けられているということです。このため中国で治療に専念することとなり、貸与期限まで一年半近くを残して来月29日に中国に返還することが決定したものです。
パンダファン歴7年の来園者「実感がわかないので…ただ悲しいですよね」
上野動物園・冨田副園長「皆様が愛してくださった。動物は大事だと感じていただけたこと。これは本当に(リーリーとシンシンの)大きな貢献ではないかと思います」
2頭の最終観覧日は来月28日です。