愛子さま 結婚への思いつづる 「両親のようにお互いを思いやれる関係性は素敵」
天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが、大学卒業と就職にあたって文書で感想を寄せ、結婚についてもつづられました。愛子さまは「一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的」と述べられました。
この春、学習院大学を卒業し日本赤十字社に入社された天皇皇后両陛下の長女、愛子さま。2日、文書で感想を寄せられました。
「新たなことにも挑戦しつつ、様々な経験ができれば嬉(うれ)しく思います」
天皇皇后両陛下は「社会のお役に立てるとても良いお仕事なのではないか」と背中を押されたということです。
2日に発表された文書では、自らの結婚についてもつづられた愛子さま。
「一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的ではないかと考えております」
2022年、初めて臨んだ会見では結婚について、次のように述べられていました。
「結婚は私にとってはまだ先のことのように感じられ、今まで意識したことはございません」
結婚については、「まだ先のこと」と述べられていました。2日に発表された文書でも…
「成年の会見から2年が経過いたしましたが、結婚への意識はその頃と変わっておりません」
一方で、理想的なパートナー像については…
「一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的ではないかと考えております」
「両親から具体的なアドバイスを頂いたことは特にございませんが、両親のようにお互いを思いやれる関係性は素敵だなと感じます」
“両親のような関係性”を理想とされた愛子さま。
約30年前。父親の天皇陛下は、皇后さまにこうプロポーズされたといいます。
天皇陛下
「雅子さんの方に『私と結婚していただけますか』というようなことを申しました」
皇后さま
「『雅子さんのことは僕が一生全力でお守りしますから』というふうにおっしゃってくださいました」
陛下は、ことし2月の会見で結婚から30年を迎えた皇后さまへの思いを語られていました。
「雅子は、娘の愛子の成長を見守りつつ、私の日々の活動を支えてくれる大切な存在であるとともに、公私にわたり良き相談相手になってくれています。この先の人生も引き続きよろしくと伝えたいと思います」
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愛子さまには、報道陣から文書で次の質問も寄せられました。
「これまでに心を動かされる出会いはありましたか」
「心を動かされる出会いというと大袈裟(おおげさ)に聞こえるかもしれませんが、私にとっては、これまでの出会い全てが心を豊かにしてくれたかけがえのない宝物であり、深く感謝しております。これからも様々な出会いに喜びを感じつつ、一つ一つの出会いを大切にしていきたいと思います」