中古車販売大手「ビッグモーター」の店舗前で街路樹が枯れるなどしているのが確認された問題で、警視庁は8日、都内の9店舗に一斉に家宅捜索に入りました。

警視庁によりますと、午前10時頃、ビッグモーターの「多摩店」や「環八世田谷店」など都内の9つの店舗に、器物損壊の疑いで家宅捜索に入りました。

この問題では先月、東京都による都内14店舗の前の植え込みの土壌調査で、9店舗の周辺の土壌から除草剤の成分が検出されたほか、多摩店では20本の街路樹の伐採が確認され、都は今月5日に警視庁に被害届を提出していました。

警視庁は、店舗から資料などを押収し調べるとともに、関係者への聴取や実況見分などで、詳しい経緯を捜査する方針です。