広島 79回目の原爆の日 “核抑止力依存からの転換”へ行動呼びかけ
6日、広島は79回目の原爆の日を迎えました。広島市の松井市長は核抑止力に依存する政策から転換するための行動を呼びかけました。中継です。
79年前、広島の町は原爆の炎に包まれていました。今の平和公園の内外にはたくさんの慰霊碑があります。その前では未明から祈りが続いています。
原爆慰霊碑の前では、まだ暗いうちから被爆者やその家族が祈りを捧げていました。
94歳の被爆者の娘「(母は)脳内出血で倒れて動けなくなった。お姉さんに会いたいとずっと言っていた。姉に会いに来たんじゃないか」
広島市・松井一実市長「世界情勢は、国家間の疑心暗鬼をますます深め、拒否すべき武力に頼らざるを得ない考え方が強まっていないでしょうか」
松井市長は平和宣言で、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエル・パレスチナ情勢に触れ、核抑止力に依存する為政者に政策の転換を促すため、市民が行動するよう呼びかけました。
被爆者の平均年齢は85歳を超えました。命日にこの平和公園に訪れる事ができる被爆者や、あの日を語れる人の数は減り続けています。