銀河系の中心“ブラックホール”撮影に成功 国際研究プロジェクトが発表
12日夜、国立天文台などが参加する国際研究プロジェクトが、天の川銀河の中心にある巨大な「ブラックホール」の撮影に成功したと発表しました。国立天文台の本間希樹教授は「非常に特別な天体。私たちが住む天の川(銀河)の中心天体である」と述べました。
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私たちが暮らす地球は、太陽系に所属しています。そして、太陽系を含む星の集まりが「天の川銀河」です。天の川銀河の真ん中を撮影した画像が発表されました。その中心にあるのが巨大な「ブラックホール」です。
日本の国立天文台などが参加する国際研究プロジェクトが12日夜、撮影の成功を発表しました。オレンジ色でドーナツ型の部分は、ブラックホールの周囲で光り輝くガスです。ガスに囲まれた中心の黒い部分が、ブラックホールの影だといいます。
光さえも脱出できないほど、大きな重力があるブラックホール。
国立天文台 本間希樹教授
「非常に特別な天体。私たちが住む天の川(銀河)の中心天体であると。恐らく、なんらかの役割を担っていただろう」
ブラックホールの姿は捉えましたが、まだまだ、たくさんの謎に包まれています。