「天の川銀河」のブラックホールを初撮影 国立天文台など
国立天文台などが参加する国際協力プロジェクトは12日午後10時過ぎ、私たちが住む「天の川銀河」の中心部にあるとされる巨大ブラックホール「いて座A*(えーすたー)」の「シャドー」=「影」の撮影に初めて成功したと発表しました。
「天の川銀河」の中心部にあるとみられてきたブラックホールが視覚的にとらえられるのは世界で初めてのことです。
この国際協力プロジェクトは世界80の研究機関が参加し世界中の天体望遠鏡を結んで観測を行う「イベント・ホライズン・テレスコープ・プロジェクト」と呼ばれるもので、2019年には「M87」と呼ばれる銀河の中心にある巨大ブラックホールの「影」の撮影に初めて成功していました。