ＮＩＴＥ（＝製品評価技術基盤機構）が、本格的な夏を前に、扇風機やエアコンによる火災について注意を呼びかけた。

　ＮＩＴＥが行った実験映像では、扇風機の後ろから煙が出て、次第に激しい炎が上がる様子がわかる。古い扇風機では後ろにあるモーターなどが長年使用されて劣化し、ショートすることで、発火するおそれがあるという。

　１３年までの５年間で起きた、火災を伴う扇風機の事故で、使用期間が判明した９３件のうち、３０年以上使い続けた扇風機の事故が４６件と多く発生している。また、エアコンについては、室外機の中に虫や小動物が入り込んだのが原因とみられる発火事故も起きているということで、室外機の周辺に虫などが好む植木や段ボール、ゴミなどを放置しないよう呼びかけている。