鹿児島で記録的大雨 土砂災害などに警戒を
梅雨前線の影響で鹿児島県内では記録的な大雨となっており、土砂災害や落雷による被害が出ている。
鹿児島県内では各地で6月の雨量が1000ミリを超える記録的な大雨となっていて、被害が相次いでいる。JR指宿枕崎線の前之浜駅近くでは、崖崩れが起き、土砂や木が線路に流れ込んだ。喜入-枕崎間は復旧の見通しは立っていない。
また、種子島の中種子町野間では、民家の裏山が崩れ、土砂が家の中に流れ込んだ。この家に住む女性(82)にケガはなかった。同じく中種子町の納官では25日午後5時10分頃、落雷が原因とみられる火事があり、遠藤勝さん(84)の住宅1棟を全焼。ケガ人はいなかった。
鹿児島県本土や種子島屋久島地方は、26日にかけても局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、27日午前0時までの24時間雨量は多い所で150ミリの見込み。引き続き、土砂災害などへの警戒が必要。