予報精度アップ 「ひまわり8号」運用開始
最先端の気象衛星として世界的にも注目されている「ひまわり8号」の本格運用が、7日午前11時から始まった。台風の進路の正確な予測などが期待されている。
気象庁で7日、運用開始式が行われ、西出長官は「観測で得られたデータを十二分に活用して国民の安心、安全に一層貢献したい」と挨拶した。「ひまわり8号」は赤道上空3万6000キロにあり、日本を含む東アジアや西太平洋の雲の様子を監視する気象衛星。最新のセンサーを搭載し、これまでの「ひまわり7号」に比べて画像がより鮮明になった他、撮影の間隔も2分半に1回と12倍も向上した。
現在、日本の南には台風が3つあり、このうち台風9号は今週後半に沖縄に接近する恐れがあるが、今後、こうした台風の進路がより正確に予測できるようになることも期待されている。