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全国刑事部長会議 検挙率の低さ課題に

2015年7月10日 23:41

 全国の警察の刑事部長らを集めた会議が10日、都内で開かれた。

 会議の冒頭、警察庁の金高雅仁長官は、去年1年間の刑法犯の認知件数は約121万件と戦後最も少ない水準に迫っていて、治安水準はかなり改善されている一方で、検挙率が低いことが課題だと述べた。その上で、取り調べの可視化など捜査環境の変化に適切に対応すること、国民の期待に結果で応えるために検挙率のアップを図ることなどを求めた。

 また、福岡県警が特定危険指定暴力団・工藤会のトップらを逮捕した一連の捜査について「優れた先例」だとして、組織犯罪対策についても重点をおいて推進するように指示した。