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西之島 2か所から噴煙上がる様子を初撮影

2015年7月13日 21:39
西之島 2か所から噴煙上がる様子を初撮影

 13年11月以来、噴火を繰り返しながら拡大している小笠原諸島の西之島で、13日、山頂付近と山の斜面の2か所から噴煙が上がる様子を、初めてカメラがとらえた。

 13日午前10時過ぎに日本テレビが撮影した西之島の映像からは、山頂付近の火口とは別に、今月6日に山の斜面で確認された新たな火口からも、噴煙が上がっているのが分かる。また、山頂付近の火口には多量の黄色い堆積物があった。気象庁などによると、火山ガスに含まれる硫黄の成分が固まったものとみられている。一方、波打ち際では溶岩が海水に冷やされ、大量の蒸気が上がっているのが分かる。

 先週まで沖合4キロに近づいて船から調査を続けていた海上保安庁のチームは、持ち帰ったデータから海底地形などの分析を進めていて、早ければ来月中にも報告をまとめたいとしている。