台風１１号は１６日夜以降、四国付近に上陸する恐れが高くなった。大雨や暴風などに、厳重な警戒が必要。

　大型で強い台風１１号は、１６日夜以降、四国に接近し、１７日未明にかけて上陸する恐れがある。その後は中国地方を通り、日本海へ抜ける見込みだが、速度が遅いため、大荒れの天気が長く続きそう。

　湿った空気の影響で、関東でも大雨となっており、１６日午前１１時までの雨量は、神奈川・丹沢湖で２０５．０ミリ、栃木・足利で１４３．５ミリ、東京・八王子で１５１．０ミリに達している。

　１８日昼までに降る雨の量は、近畿で９００ミリ、四国、東海で８００ミリ、関東甲信で５００ミリ、中国で４００ミリ、東北で１５０ミリとなっており、最大瞬間風速は１７日にかけて、四国で５０メートル、中国、近畿で４５メートル、九州で３５メートル、東海で３０メートルに達する見込み。土砂災害や浸水害、暴風などに厳重な警戒が必要。