舛添都知事「レガシーになるものつくって」
新国立競技場の建設費が大幅に膨らんでいる問題で、安倍首相は17日午後、計画の白紙見直しを表明した。これについて東京都の舛添知事は、「然(しか)るべきものをつくってください」と述べた。また、下村文部科学相は、「2020年春までに新しい競技場を完成させる」と述べた。
舛添都知事「オールジャパンで結束するための大きなつまずきになりました。しかしこういうのは乗り越えていかないといけないので、オリンピック・パラリンピックのためだけにつくるんじゃない。新国立競技場ですから。様々なスポーツのためにこれから10、20、30年後のためにつくるんですから、きちんとしたレガシーになるものをつくってください」
下村文科相「半年以内にこのデザインについては、具体的には業者選定まで約半年、設計から工事完成まで50か月強。2020年春までに完成目標」
この知らせを受け、都内では「いいんじゃないですか。予算が削減できるということで」「先の見通しを考えないでもともとが計画してたんじゃないかと思ってます」「日本の象徴なのでいいものはつくってほしいけど、さすがに高すぎたから」などの声が聞かれた。