２０２０年東京オリンピック・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の整備費用の負担をめぐり、舛添都知事は２９日、文部科学省からの中間報告を断ったことを明らかにし、一刻も早く報告をまとめるよう求めた。

　「中間報告を出せなんて一言も言っていない。今から１年後２年後に着工するなら分かる。期限が迫っている。だから早く（最終的な報告を）持って来なくては」－舛添知事は、新国立競技場の整備計画見直しに関する文部科学省からの中間報告の申し入れを断ったことを明らかにした。

　その上で、「情報を持ってきてもらってから、いくら支援するか検討する」として、一刻も早く最終的な報告をまとめるよう文部科学省に強く求めた。