シカよけ電気柵で感電死 上空から見ると…
19日、静岡県西伊豆町で7人が感電し、2人が死亡した事故で、警察は感電の原因となったシカよけの電気柵の取り付けや管理などに問題はなかったかどうかについて調べている。現場から静岡第一テレビの柴田将平アナウンサーが中継する。
現場を上空から見ると、川の左岸には橋の両側にアジサイが植えられていているのがわかる。この周りには電気柵が設けられていた。電気柵は、シカがアジサイを食べてしまうので防ごうとアジサイ畑の所有者が設置したもの。
警察によると、事故当時、電気柵の電線が切れて川の中につかっていた。警察ではこの電線から7人が感電したものとみている。
事故にあったのは、遊びに来ていた神奈川県内の2家族6人と助けようとした地元の人の計7人で、このうち父親の神奈川県川崎市の尾崎匡友さん(42)と神奈川県逗子市の岩村知広さん(47)の2人が死亡し、5人が重軽傷を負った。
警察では電気柵の線が、いつなぜ切れたのか、また電気柵の安全管理はどのようになっていたかなど、事故が起きた原因と所有者の安全管理について調べている。
所有者の話では、通常、電気柵の電源は昼間は切るようにしていたということだが、19日は電源が入ったままだった。