能登地震 石川県内で5人死亡 最大震度7
1日夕方、石川県志賀町で震度7を観測した地震では、これまでに石川県内で5人が死亡しました。また気象庁は、北海道から九州にかけて津波注意報を出して、海から離れるように呼びかけています。
気象庁によりますと、1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする大きな地震があり、震度7の揺れを志賀町で、震度6強を七尾市、輪島市、珠洲市、穴水町で観測しました。
地震の規模を示すマグニチュードは7.6、震源の深さは16キロと推定されます。
この地震で、津波も発生しています。輪島港では1メートル20センチ以上、金沢で90センチ、山形県酒田で80センチなどの津波が観測されています。
大津波警報や津波警報は、すべて注意報に切り替えられましたが、この時間、北海道から九州にかけての日本海側に津波注意報が出ていて、気象庁は海に近づかないよう呼びかけています。
一方、気象庁は1日午後11時5分ごろ、2度目の震度7の揺れを観測する地震が発生したとする震度速報を発表しましたが、取り消して実際に観測されたのは、震度3だったと発表しました。
気象庁は会見で謝罪したうえで、午後4時すぎに出した情報を誤って発表したと説明しました。原因については、引き続き調査中だとしています。