新国立競技場問題 検証委員会立ち上げへ
下村文部科学相は、新国立競技場の総工費が膨らんだ問題を検証するための第三者委員会を立ち上げ、9月中旬に中間報告を出すことを明らかにした。
下村文科相「(委員会は)建築関係者、法曹関係者、アスリートなど有識者に委員になっていただき、今回の新国立の整備の経緯について第三者の立場から検証していただきたい」
第三者委員会は、20人ほどの候補の中から5人から10人くらいを選び、速やかに立ち上げるとしている。当初、総工費は1300億円を想定しながら、ザハ・ハディド氏のデザインが選ばれてから2520億円にまで膨らんだ経緯を検証し、9月中旬に中間報告をとりまとめる予定。また文部科学省や自身の責任問題については、「政府として適切に対処していきたい」と、明確な言及を避けた。