台風12号接近中、住民避難も 南大東島
強い台風12号は、24日夜にかけて沖縄県の南大東島に接近した後、25日には沖縄や奄美地方を通過する見込み。24日夜には台風の暴風域に入るとみられる南大東島から中継。
南大東島は、体ごともっていかれそうな強風がたえず吹きつづけており、ヤシの木も大きくしなっている。先ほどから雨粒が吹き付けるようになってきた。すでに南大東島では暴風警報、波浪警報が出ている。地元の気象台によると、午後0時33分には最大瞬間風速、31.5メートルを観測した。
南大東島は24日夕方から夜にかけて暴風域に入るとみられ、最大瞬間風速45メートルという猛烈な風も予想される。島のスーパーでは、台風に備え地元の住民が食料品などを普段より多く買う様子がみられ、品薄となっていた。午後2時頃から、一人暮らしの住民や高齢者など5人が村の集会所などに避難し始めているという。台風の最接近は24日夜遅くとみられ、警戒が続いている。