新潟市役所 被爆者や市民ら集まり追悼式
広島に原爆が投下されてから6日で70年。新潟市役所に被爆者や市民が集まり、犠牲者の追悼式が行われた。
広島に原爆が投下された午前8時15分、新潟市役所で犠牲者に黙とうがささげられた。追悼式では県原爆被害者の会の山内悦子会長が、「被爆国として地球の平和を急ぐべきです。被爆者に80年はありません」と核兵器廃絶への思いを訴えた。また、新潟商業高校の生徒が若い世代や外国の人にも原爆の悲惨さを伝えようと、被害者の思いを英語でスピーチした。
県内に残る被爆者の数は116人。参列者は犠牲者に花を手向け、平和への思いを新たにしていた。
山内会長「どうして70年もたつことを覚えていられるのと言われますけどね。あの原爆のすさまじさ、むごさ、何といっていいか。最後まで皆さんの前でお話できたらいいなと思っています」
新潟商業高校・平松真友さん「被害者の会の方たちの思いを、これからの世代にずっとずっと伝えていかなければいけないなと思いました」
新潟市役所では、長崎に原爆が投下された今月9日にも追悼式が行われる。