被爆70年 犠牲者を慰霊する灯ろう流し
70回目の原爆の日を迎えた広島市では6日、夜に入り、爆心地近くの川で犠牲者を慰霊する灯ろう流しが行われた。
灯ろう流しは、原爆の熱線に焼かれ、水を求めて亡くなったたくさんの犠牲者の霊を慰めようと始まった。爆心地近くの元安川の岸辺には、日が落ちる前から大勢の人が集まった。
灯ろうには、思い思いの平和へのメッセージが込められている。被爆70年の今年は、大きな折り鶴のモニュメントも川面に浮かべられた。
子供「核兵器をなくして、とっても平和な世界になってほしい」
女性「今年は祖母(被爆者)が亡くなったので、安らかに眠ってほしい」
約8000個の灯ろうは、祈りの一日を締めくくるようにゆっくりと流れていった。