帰省ラッシュ直撃…長崎で大雨、がけ崩れも
長崎県は大気の状態が不安定となり、五島列島で50年に一度の記録的な大雨を観測した。
気象庁のレーダー解析によると、五島市と新上五島町で12日午前6時までの1時間に約110ミリの雨が降り、50年に一度の記録的な大雨となった。
長崎市田手原町では民家の裏の石垣が幅4メートル、高さ3メートルにわたって崩れた。ケガ人はいなかった。このほか県内4か所でがけ崩れが起きているという。
また、JR長崎本線、大村線の運休・遅れにより、お盆をふるさとや行楽地で過ごす人たちに影響が出た。
長崎市の外海地区の約1200人に出されていた避難勧告は、12日午後に解除された。気象台は、これまでの雨で地盤が緩んでいるところがあるとして、引き続き土砂災害に警戒するよう呼びかけている。