能登半島地震で倒壊のビル、本体の取り壊し開始 石川・輪島市
能登半島地震で倒壊した石川県輪島市の中心部にあるビルについて、5日から本体部分の取り壊しが始まりました。
元日の地震で倒壊し、車両や歩行者の通行の妨げになっていた倒れたままの7階建てのビル。市は、先月から公費解体に着手し、5日からビルの本体部分の取り壊しが始まりました。
市民「この建物を見ているとむなしいです。いつまでもこうしておいても、輪島市民としては、忘れることは絶対ないけど」
ビルの倒壊により、隣接する住宅にいた2人が犠牲となっていて、国土交通省は、解体と並行して倒壊の原因解明のため基礎部分を調べています。そのため、解体は3階から7階の部分から少しずつ進められる予定です。
市は、遅くとも年度内に解体を終わらせたいとしています。