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JR貨物、全列車の運行を一時停止 新たに300両で不正疑いも

2024年9月11日 22:30
JR貨物、全列車の運行を一時停止 新たに300両で不正疑いも

JR貨物が、列車の車輪と軸を組み立てる際のデータを改ざんしていた問題で不正の有無が確認できていない車両が新たに見つかったため、JR貨物は一時、全ての列車を停止しました。

不正が判明したのは、広島県、神奈川県、北海道の3つの車両所で、国交省は11日、立ち入り検査を行いました。

合わせて564両で、車輪を軸に取り付ける際の圧力が基準を超えていたにもかかわらず、基準以内の数値に書き換えるなどの不正が確認されていて、基準以上の圧力がかかると軸に傷がついて金属疲労が早まり、最悪の場合、折れる可能性があるということです。

11日、新たに300両で不正の有無が確認できていないことが分かったため、JR貨物は一時、全列車を停止しました。

7月にJR新山口駅で発生した、貨物列車の脱線事故の原因を調査する過程で改ざんが発覚し、脱線した車両でも不正が判明しています。

国交省は、立ち入り検査の結果を踏まえて、厳正に対処するということです。

最終更新日:2024年9月11日 22:30