神奈川で竜巻発生か 建物などに被害も
関東地方は大気の状態が不安定となり、17日午後、神奈川県の横浜市や藤沢市では竜巻とみられる突風が吹き、建物などに被害が出ているもよう。
警察によると、17日午後2時半ごろ、横浜市泉区和泉町で「物置が倒れてきた」との通報があったほか、倒木やトタン屋根の落下などの情報が住民から寄せられているという。また、藤沢市消防本部などによると、藤沢市北部の亀井野地区で午後3時前、突風で民家のトタン屋根が飛んだと通報があった。ほかにも倒木やコンテナのようなものが道路をふさいでいるとの通報が相次いでいるという。ケガ人の情報はないという。藤沢市内では午後3時半現在、約1200軒が停電しているという。警察などが被害の状況を確認している。
気象庁は神奈川県東部で竜巻などの激しい突風が発生したとみられると発表している。神奈川県では、竜巻などの激しい突風が発生するおそれが非常に高まっている。空の様子に注意し、雷や急な風の変化など積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めるよう呼びかけている。落雷、ひょう、急な強い雨にも注意が必要。