アメリカ中西部で２２日、強風を伴う大雨の影響で、１３個の竜巻が相次いで発生しケガ人が出ているほか、多くの家屋などが被害を受けた。

　ＮＢＣテレビによると、イリノイ州、ミシガン州など４つの州で２２日夜から２３日の朝にかけて、強風を伴う大雨の影響で、あわせて１３個の竜巻が発生した。人口およそ５０００人のシカゴ近郊の町では、屋根が吹き飛ばされるなど多くの建物に被害が出たほか、これまでに５人がケガをして病院に搬送された。

　地元メディアによると、地域一帯が停電しているほか、冠水などのため一部の道路が通行できなくなっているという。

　中西部では２３日も大雨が予想され、さらなる竜巻が発生するおそれもあることから、被害の拡大が懸念される。