神奈川で竜巻か 藤沢市では男性がケガ
関東地方は大気状態が不安定となり、17日午後、神奈川県の横浜市や藤沢市では竜巻とみられる突風が吹き、建物などに被害が出た。また、ケガ人も出ている。
警察によると、17日午後2時半ごろ、横浜市泉区和泉町で「物置が倒れてきた」との通報があったほか、倒木やトタン屋根の落下などの情報が住民から寄せられているという。
一方、隣接する藤沢市では午後2時以降、市北部の亀井野地区を中心に突風による被害の通報が14件あった。飛ばされたとみられるコンテナが道路をふさいでいるほか、店舗の窓ガラスの破損や倒木などの被害が相次いでいるという。また、工事をしていた作業員の男性が風で飛んできたベニヤ板が右足を直撃し、ケガをしたという。藤沢市内では約1200軒で一時、停電したが、復旧したという。
気象庁によると、竜巻とみられる突風が起きた神奈川県では午後2時半ごろ、非常に活発な積乱雲が通過していたという。大気が不安定な状態は深夜にかけて続くため、急な激しい雨や、竜巻などの突風にも注意を呼びかけている。