小保方氏申し立てBPO「Nスペ」審理入り
BPO(=放送倫理・番組向上機構)の放送人権委員会は19日、理化学研究所の小保方元研究員からの申し立てを受け、去年7月に放送された「NHKスペシャル」の審理を行うことを発表した。両者の主張は真っ向から対立している。
申し立てで小保方氏は、番組は論文の7割以上に不正があったとする強いイメージを視聴者に与えるもので、電子メールや実験ノートの紹介を含めて「人権侵害の限りを尽くしたものだ」として、謝罪を求めている。
一方、NHKは理研の調査でもデータねつ造は認定されていることなどを挙げ、人権侵害はなかったと主張している。