入試前に“合格者内定”府が関大一高を指導
関西大学第一高校(大阪府吹田市)が入試前に学生の合否の見通しを中学校に伝えていたとして、府から指導を受けていたことが分かった。
府によると、関西大学第一高校で今春に行われた入試の前に「受験相談」と称する場で、中学校の進路担当者に学生の内申点などから合否の見通しを伝え、事実上の内定を行っていたとの情報提供があった。事実上の合格内定者はその後、試験を受けて全員合格していた。
一方、入試で不合格となった学生の大半が、試験結果が合格内定者よりも上回っていたということで、大阪府は高校に対し、「制度が不透明だ」と指導し、学校側は「改善します」と答えているという。