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「管理容易な新国立」が最多 政府意識調査

2015年8月21日 16:42

 政府が行った新国立競技場の新しい整備計画に関する国民の意識調査で、「コスト抑制のため維持管理がしやすい施設にすべき」との意見が約半数に上ったことが分かった。

 調査は、今月4日から17日までの2週間、インターネットサイト「Yahoo!JAPAN」を使って行われ、25万件を上回る意見が寄せられた。

 調査では、「新国立競技場のコスト抑制のために何をすべきか」について、「メンテナンスが容易で、維持管理のしやすい施設となるように留意する」が43.0%と最も高くなった。

 次いで、「必要な機能や施設・整備の水準について厳しく選別する」や、「スポーツ競技のための機能に重点化する」が高くなっており、競技場の機能を絞ることでコスト抑制につなげるとする考え方が多いことが分かった。

 また、「魅力あるスタジアムにするためには何が必要か」との質問については、「アスリートにとって使いやすい施設にする」が44.8%と半数近くに上り、次いで、「景観・歴史・街づくりなど、周辺地域との調和を図る」が17.5%、「日本らしさに配慮する」が14.4%となっている。

 遠藤オリンピック・パラリンピック担当相は、これらの結果も参考に、新しい整備計画を今月末をメドに策定することにしている。