新整備計画大詰め コスト削減と価格は?
新国立競技場の新しい整備計画の策定が大詰めを迎えている。
新国立競技場の業者を選定する技術提案等審査委員会の村上委員長は26日、遠藤オリンピック・パラリンピック担当相と面会し、「現在検討されている機能や建設コストは妥当だ」と報告した。
一方で総工費について、施工業者に利益が出ないような価格設定では入札がうまくゆかず、工期がさらに遅れるとして、コスト削減と業者が公募に応じる価格設定のバランスが重要だと付け加えた。これに対し遠藤大臣は、IOC(=国際オリンピック委員会)に要請された2020年1月の完成を目指して欲しいと求めた。
報告を受けた遠藤大臣は、その後、下村文部科学相らと会談し計画の詰めの作業を行っている。
新しい整備計画は、28日にも関係閣僚会議で策定される予定。