山口組“分裂”で抗争の恐れ
国内最大の指定暴力団「山口組」が傘下の13の団体を絶縁や破門の処分にしたことがわかった。事実上の分裂となり、抗争に発展する恐れが浮上している。
指定暴力団「山口組」は27日、分裂の動きをしているとされる13の団体を絶縁や破門の処分にしたことがわかった。絶縁や破門とされたのは最大勢力で神戸に拠点を置く「山健組」など関西を中心とした団体で、これらの団体には山健組の井上邦雄組長をトップに「神戸山口組」の名称で新たな組織を立ち上げる動きがあるという。
兵庫県警によると、山口組には篠田建市組長の出身母体の弘道会がある名古屋に拠点を移す話があり、関西の団体が反発を強めている可能性がある。
警察は抗争に発展しないか警戒を強めている。