日テレNEWS
政治
2015年8月27日 18:00

「維新」党分裂含み“大阪系”議員ら追随も

「維新」党分裂含み“大阪系”議員ら追随も
(c)NNN

 維新の党の最高顧問を務める橋下大阪市長が27日午後、顧問の松井大阪府知事とともに離党すると表明した。離党の理由について橋下氏は、柿沢幹事長の進退を巡る党内の対立を収拾するためなどとしているが、今後、党の分裂という事態に発展しそうだ。

 橋下氏は「今、安全保障法制で非常に日本にとって重大な局面なわけです。こういう状況の時に政党内で内紛をやっている状況ではない。いわゆる柿沢幹事長問題はもうなしにしましょうと」と述べた上で、「大阪の地方政治にしっかりと軸足を移す」などと説明した。

 維新の党では、来月の山形市長選を巡る柿沢幹事長の対応に松井大阪府知事が反発し、柿沢幹事長の辞任を求めていた。しかし、橋下氏の意向も受け、柿沢幹事長の続投がひとまず決まった。

 ただ、橋下氏に近い、いわゆる大阪系の議員らの間ではもともと柿沢氏らの党運営に不満があったこともあり、「柿沢幹事長はまったく反省していない、許せない」などと党内の亀裂が深まっている。今後、大阪系の議員が松井・橋下両氏に追随して離党する可能性もある。

 維新の党の混乱は、安全保障関連法案などの今後の国会審議にも影響がありそうだ。国会会期中ということもあり、大阪系の議員も直ちに離党することには慎重だが、党内の亀裂は修復が難しくなっている。

 現在維新の党が検討している安全保障関連法案への対案の提出や、国会対応で一致結束して行動できるのか、非常に不透明な情勢で、野党の足並みの乱れにつながる可能性もある。