山形・川西町の民家の池で、全身がオレンジがかった色に見えるオタマジャクシが見つかり話題となっている。

　このオタマジャクシは１４日、川西町の長岡弘一さん（５８）が自宅にある池の掃除をした際に発見した。

　長岡さん「池のコイが卵からかえったのかと思ったが、よく見てみたらオタマジャクシだった」

　カエルの生態に詳しい山形大学生物学科の品川敦紀教授に確認してもらったところ、アルビノという突然変異で色素を合成できないためこうした色になったという。

　品川教授「自然界では比較的起こる現象。目立ちますから、ヘビとか鳥に捕食されて親まで成長することがなかなかない個体」

　今回、長岡さんが見つけた変わったオタマジャクシは３匹。そのうちの２匹はその後、カエルへと成長した。オレンジの肌はオタマジャクシのときのままで、元気に泳ぎ回っていた。

　長岡さん「（Ｑ縁起がいいと思いますか？）今年も豊作であってほしいということかな」

　毎日、長岡さんが与えるコイのエサを食べているというカエルとオタマジャクシ。長岡さんはこれからも成長を見守っていきたいと話している。