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人工ふ化ライチョウ全5羽死ぬ 上野動物園

2015年9月6日 17:01
人工ふ化ライチョウ全5羽死ぬ 上野動物園

 東京の上野動物園で人工ふ化した国の特別天然記念物の「ライチョウ」5羽が、6日朝までに全て死んだ。

 環境省などは絶滅の恐れがあるライチョウの繁殖を進めるため、今年6月、北アルプスの乗鞍岳で、野生のライチョウの卵を採取し、上野動物園と富山市ファミリーパークがそれぞれ5個ずつ人工ふ化に取り組んだ。

 上野動物園では、6月下旬に5羽のヒナが生まれたが、先月26日から4日までに3羽が死に、残る2羽も5日夜から6日朝にかけ相次いで死んだという。今回死んだヒナは餌の食いつきが悪かったことから、消化吸収機能が低下した疑いがあり、上野動物園で引き続き調査している。

 一方、富山市ファミリーパークでは現在も3羽が飼育されている。

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